アルブール大陸戦史
架空のアルブール大陸を舞台に騎士の国と魔術師の国による戦争を描いたファンタジーシナリオ。
あらすじ
戦争はまだ続いていた。
アルブール大陸を二分する騎士の国(リッターライヒ)と魔術師の国(ウィザードヘルム)の戦争は始まってから300年は経過しているが、終わりそうもない。
ウィザードヘルムの住人は魔法を使えないリッターライヒ(以後騎士帝国)の住人を野蛮人と呼んで軽蔑し、逆に騎士帝国の住人は魔術師を悪魔と呼んでいた。
両国は主に南方回廊と呼ばれる礫砂漠で争い、その軍事行動のほとんどは政治的な意味で行われる、戦略的にはあまり意味のないものであった。大陸の住人にとって、戦争は定期的に行われるプロパガンダであり、互いの領土を滅ぼすという戦争開始当初の目的は完全に失われていた。
14世紀中盤。その状況はあっさりと覆された。
騎士帝国第48代皇帝フリードリヒⅤ世崩御。そのニュースは騎士帝国全土はおろか、中立国であるウェールゼン経由でウィザードヘルムにもたらされた。
次代皇帝となる人物は7歳の子供である。
以前より国境紛争で功績があり、若干22歳で大将となったアルフレート・フォン・リヒトフォーフェンはこの子供の皇帝を擁立する。この政権に、帝国内の多くの上級貴族は不満をもった。
貴族達は密約を結び、アルフレートの館を襲撃するも事前に察知されており、撃退される。
暗殺をあきらめた彼らは帝都から撤退し、各々の領地でその最大の兵力をもってアルフレートおよび新政府軍と決戦を挑むことにした。
こうして騎士帝国が内戦状態に陥った。
一方、ウィザードヘルムでも内戦が勃発した。
首都エイヴォンを含む五つの都市でクーデターが勃発。国王を含む王族の大多数が処刑される事件が発生する。クーデター政権は革命政府軍を自称し、ウィザードヘルムの腐った愚衆政治を武力で正すことを目的としていた。革命政府軍は大陸初の民衆による政府であるが、実はアルフレートの策略によって成立した。
アルフレートは貴族連合との戦いにおいて、ウィザードヘルムの妨害を回避する必要があり、そのために内戦の勃発を誘発したのであった。また、ウィザードヘルムの辺境でもある東方開拓地の諸侯達は、この期に乗じて独立を宣言し、独自の勢力を形成した。
両国の内戦の勃発は、小競り合いに始まり、やがてこれまでの戦争の常識を一変させる総力戦となっていくのであった。
(OPより)
備考
入手先
攻略難易度表(難 S ~ F 易)
S: A: B: C: D: E: F:
キャプチャ画像
リプレイサイト
関連項目
以下、加筆求む