サハ戦記
架空のサハ王国を舞台に繰り広げられるファンタジーシナリオ。
あらすじ
1550年2月4日、まだ夜も更けぬ時間、王都南のレンドル市にて。
ダンダンダンッ!ダンダンダンッ! 地方都市の巡察に来ていた、ローランド王家第一王子フリードリヒ・ローランドの寝室の扉を激しく叩く音が聞こえる。半分眠っていた近衛兵も短槍を持って構える。
「どうした。騒々しい・・・」
ローランドは眠たそうな声で、扉に向かって言った。すると、完全武装の騎士が一人入ってきた。そして彼は疲れたような声で言った。
「フリードリヒ殿下ッ!一大事ですッ!
謀反ですッ!カ、カイゼル卿が謀反を起こしましたッ!」
「なんだとッ!」フリードリヒは驚いて、飛び起きた。
「ハッ!カイゼル卿は半日で王都ピルニッツを占領ッ!国王陛下、第二王子殿下、第三王子殿下は討死しましたッ! 殿下、ここは危険ですッ!早く、お逃げくだされッ!」
「畜生ッ!」
フリードリヒは思わずそう叫ばなければずにはいられなかった。嬖臣ウィルヘルム・フォン・カイゼルの凶悪な性格は、彼も前々から知っており、彼を追放するよう、国王陛下に何度も進言した。 しかし、今は亡き国王陛下は、性格だけでは追放できないという理由で、まったく対処しようとはしなかった。その結果がこれだ。 たった今、できる選択肢は二つだ。手元にいる軍勢だけで今すぐ王都に引き返し、嬖臣カイゼルと一戦交えるか。それともこのまま逃亡し、遠方で再起を図るか。 無論、今すぐ引き返したい。しかし、手元にいるのはわずかな従者と、レンドル候の手勢だけだ。これでは勝てないかもしれない。勝てなければ、この美しい大地の未来は終わりだ。
「止む終えぬ。今すぐこの町を脱出する。無論、近衛兵と従者以外には誰にも知られないようにな」
かくして、第一王子フリードリヒ・ローランドだけは難を逃れ、遠方のヴァイエル地方で再起しなければならなくなった。それから一月後、カイゼル卿のクーデターの情報がサハ王国全土に知られるようになった。
そして、この時からサハ王国の運命を賭けた善と悪の死闘が始まったのだ。
(OPより)
備考
同梱シナリオ
- ホワイト・ホーゲル城攻防戦
- カイゼル卿謀反
- カイゼル卿謀反・バーエルラウ地方追加版
入手先
攻略難易度表(難 S ~ F 易)
S: A: B: C: D: E: F:
キャプチャ画像
リプレイサイト
関連項目
以下、加筆求む