ヘラクレシア大陸戦記

架空の大陸「ヘラクレシア」を舞台としたファンタジーシナリオ。

シナリオ名 ヘラクレシア大陸戦記
作者 Maton
ジャンル ファンタジー
現バージョン -
最終更新 2006年1月2日
動作環境 SE◎ FE○ 旧×
規模 ヘラクレシア大陸
開始年月 350年 5月
領主家数 106
拠点数 421
将官数 2421

 七方海と二海峡に囲まれた双子の島大陸には

 ヘラクレシアと冠する大陸の名がある。

—

 そこは双方とも他民族のひしめく大地で

 北の「カルタージュ」南の「ヘラクレア」は「帝国の時代」に

 一度は一人の皇帝を称えて統一を夢見るも、短い平和の紡ぎ合いの後

 結局は争いが常となる。

—

 過去には約400年前のこと

 東方の大陸を大移動後に上陸した異民族との間で熾烈で不毛な大戦が起こっている。

—

 そのとき、各国は個々に戦ったが大敗して逃れるか、壊滅した。

 残党はやがて共同で異民族を退けることを望むようになり、その連合軍からは新戦術が誕生した。

 組織的な騎馬への狙撃戦法が大戦果をあげ、ようやく各地で侵攻の撃破に成功したことで、

 大戦はすべての民衆の勝利で終わる。

—

  その後、大戦の経験によって維持された軍隊を継承する国々では覇権が争われ、

 唯一の覇者が皇帝となり、民衆は自ら住み行き交うことのできる大地をヘラクレシア大陸と総称した

—

 そこから300年の歴史を紡ぐ帝国が誕生する。

 元来、異文化で自立心のある国々を、300年に渡って帝国が長く支配できたのは

異民族の再侵攻への「恐れ」と、歴代皇帝の「恐れ」に対抗するように望まれ昇華した

「熱心さ」にあった。

—

 「恐れ」への抵抗は、ヘラクレアの東に防衛拠点の長城建設という大事業を計画させる。

帝国はこの使命を受けて計画を具現化。やがて帝国それ自体の存在意義となるような

熱心さを歴代の皇帝は、正統に受け継ぎ、すべての者に引き継がせていった。

 この大事業は時には各国の力を過分に削ぎ続けることもあったが、見返りとして与えら

れた緩やかな支配は、常に天秤を帝国の権威の安定へ、傾けさせた。

—

 数百年余、膨大な時間と労力、世代を超えて費やされた大事業がついに完成する。

ヘラクレアの東端に現れた数千キロの長城の存在感は、見た者すべてを驚かせた。

 帝国はこの日から長城の天空を、夜には暗黒を取り払うために炎を炊き続けた。

その明かりは想像を超えて遥かかなたの場所にまで長城と帝国の存在を照らし続けて

ついに、ヘラクレシア大陸のすべての場所から「恐れ」が取り除かれる。

 だが恐怖を払拭した民衆の心には勇気が舞い戻り、帝国の存在意義が稀薄になった。

 正統に受け継いできた使命を失って脱力した皇帝は、当時世界最高の帆船建造に

空白の心を傾けたという。

—

 帝国は「偽皇帝」だけを残し、皇帝は信頼する臣たちと共に海の彼方に失踪した。

 ヘラクレシア大陸の帝国史最後の一行は滅亡ではなく、蒸発であった。

 ・・・そしてヘライ暦350年、乱世が到来する。  

(OPより)

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  • 最終更新: 2020/08/01 23:39
  • by 蛛賢