帝国の時代
第二次世界大戦シナリオの改造。日露戦争前夜が舞台。
あらすじ
1902年
ボーア戦争の泥沼で疲れ果てた大英帝国は、ついに国策である
「光栄ある孤立」を放棄する事を決断した。自国の東アジアにおける権益を守る「憲兵」として、東アジアの
新興帝国・大日本帝国を同盟国として選んだのである。
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英首相バルフォアは下院で、日英同盟条約の目的を説明した。
「この条約が阻止しようとしている危険とは、冒険的な政策が行われる危険である。…(英国)政府はロシア政府が極東においてそのような危険を犯すと疑ってなどはいない。」
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日英同盟の交渉中にも、林薫公使は英外相に語っていた。
「露国の如き強大国に対し、日本は猥りに戦を挑むものにあらず」
強大な大ロシア帝国に、日本が勝利するという空想を抱いている者は、誰もいなかった。
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むしろ、日英同盟は「平和の担保」とみなされていたのである。
日本でも、同盟締結は「東洋貿易安全の基礎」が固まったと祝されていた。
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-だが、英国のある議員は、議会での討論終了間際に次の様に述べている。
「われわれは、世界でも最も勇敢な小国の一つと手をむすぼうとしている…」
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一方、ロシア外相ラムスドルフは、日英提携に際し次の様に述べていた。
「極東に於ける戦争の如きは、夢想だにも浮ばざる所なり」
ロシアの主敵はドイツ・エステライヒ両国であり、極東での冒険は外相ラムスドルフや蔵相ウィッテら実務派の本意ではなかった。
しかし、ロシア陸相クロパトキン大将は自信を持って断言する。
「我が国は、日本と戦争の已むなきに至るべし」
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1902年1月30日、大英帝国と大日本帝国の間で日英同盟が成立する。
太平洋の二人の巨人…日米が台頭する直前のこの時期は、まさに、帝国の時代であった。
(OPより)
備考
入手先
攻略難易度表(難 S ~ F- 易)
S: A: B: C: D: E: F:
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関連項目
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