幻想混戦紀 ~Crossing Danmaku Fight!

東方シリーズシナリオ

世界観に合った拠点画像に加え、スコアアタック、難易度設定等の条件イベントによるやり込み要素が加わっている。

原作からはいわゆる「旧作シリーズ」から「神霊廟」までのキャラクターほぼ全員が武将として登場するほか、一部に二次創作作品からも武将が登場する。

シナリオ名 幻想混戦紀 ~Crossing Danmaku Fight!
作者 某の中将
ジャンル 二次創作(東方)
現バージョン 0.60a
最終更新 2011年11月20日
動作環境 SE○ FE◎ 旧×
規模 幻想郷
開始年月 2011年 3月
勢力数 57(プレイ可能数53)
拠点数 339(実拠点数109)
人物数 534

 「暇ね」 

 ある夜の宴会の席で、誰ともなく発せられた一言……そう、暇なのだ。 

 宝船騒ぎや巨大な影やらで湧いた去年と比べて、今年の夏はあまりに暇だった。 

 新顔の天狗を見かけるようになったり、妖精たちが騒いでいたりしたものの、その他の面々は総じてかなり暇であり、ただやたらしつこい暑さだけがこの夏を謳歌していた。 

 「この間(大騒動)みたいにややこしいのは御免だけど、また心躍るようなでっかい遊びがしたいわね。何か妙案はないかしらパチュえもん」 

 「誰がパチュえもんよ」 

 どうせ放っておいてもそのうち誰かが騒ぎを起こすのが幻想郷であるからして、暇な時間というのもそれはそれで貴重なのだが、さりとて、暇なら暇で多少なりと有意義かつ刺激的に時間を過ごしたいと思うのも無理からぬことであった。 

 「そうねぇ、あんまり事が大きくなっても後が面倒だから、適度な規模で、それなりにサクっと決着がつくのが望ましいわね、えーりん」 

 「はい、こんなこともあろうかと」 

 「あるのかよ」 

 「ウドンゲが夜なべして基本案を作ってくれました」 

 「…………」 

 一同は視界の隅でぐったりと横たわる月兎を認めはしたものの、特に言及することもなく話は進む。 

 「まず、毛玉を配下の兵として使うのは、事が大きくなりすぎることと、毛玉の維持管理が面倒なので今回は代替手段を用意しました」 

 「代替手段?」 

 「各参加者は前回同様、一定の上限まで霊力・符力・霊撃を保有し、合戦時にはこれらを領域内に展開して戦闘を行うこととします。以前の使い魔式弾幕決闘の応用と思ってください」 

 「陣はどうするんだー?」 

 「今回はあくまで一定のルール内に置ける陣取り合戦なので、各地域ごとに主要なポイントに絞って拠点とします。自然、規模が小さめになりますから、拠点ごとの生産力(旺気・石高)や経済等に関しても、それぞれ一定の比率で縮小したものとして扱ってもらいます」   —

 「勝利条件は?」 

 「無論、最後まで立っていた者が勝者です」 

 かくして、暇に飽きた連中のお祭り騒ぎが再び幕を開ける……。

 「ふふふ…心躍るわね、さっそくそこらの連中から使えそうなのを集めるわよ、衣玖!」 

 「はあ、またですか」 

 ある者は天界で。

 「今回はうちは一まとめでいいでしょ」 

 「かしこまりました。では、そのように」 

 「別に私は参加しなくても構わないんだけど…」 

 「知恵袋で軍師役のパチュえもんが居ないと見栄えが悪いでしょ!」 

 「パチュえもん言うなと言うとろうが」 

 ある者は館の地下図書館で。

 「はあ、また面倒になりそうね」 

 ある者は縁側で。

 「? お姉様、どうかしましたか」 

 「ふふふ……これぞ千載一遇の機会! 今度はあの小癪な地上の妖怪にギャフンと言わせてやるわ!」 

 「……それで、本音は?」 

 「八意様と会いたーい!」 

 「……はあ」 

 ある者は月で、それぞれの準備を始めていたりいなかったりしたのだった。

(OPより抜粋)

エディタのリソース表示や本体のシナリオ情報で見た場合の拠点数は336となっていますが、実際にゲーム中で拠点として使用されるのは108のみです。

武将も同様に情報上では500を超えますが、実際にはダミー武将や未使用武将が含まれますので、実質的には400強ぐらいと思われます。大名も同じく、実質プレイ可能なのは53家。

但し、戦国史仕様の設定限界としての寿命はあるため、一万二千年とかターンを回し続けると病没するかも。

水路なしに加え、経路は全て主街道設定になっていますので、今回シェアウェア版との違いは雲とか地形データ表示程度になります。

つまり幻想郷津々浦々どこからどこへ行くにも通常は3マス移動となります。

マップ狭いのでこのくらいでちょうどいいかも。

各拠点には旺気(石高)、経済、鉱山、支持率等のパラメータがありますが、このうち旺気、経済、鉱山については拠点にあらかじめ設定された「基本値」と、プラスその拠点の支配勢力が持つ「補正値」との和で最大値が決まります。

「基本値」は全モード通して変わる事はありませんが、「補正値」は難易度等の条件によって大きく変動します。

今回はリリーさん家の毛玉兄さんを除き、毛玉勢力も武将もお休みしています。

また、前作にぎょーさん居ましたゲスト勢力や武将の皆さんも今回はお休み。

基本、規模が小さいのであまり従属臣従は役に立ちません。ただしスコアアタックには影響してます。

ここら辺は前作大騒動そのまんまの部分が多いです。華扇ちゃんは置き所に困るので保留中。

一部に二次創作界隈からの出演があるのも前作を引き継いでいます。

条件イベントは基礎仕様部分にのみ使用しており、現状では強制宿敵化や武将覚醒といったイベントがありません。

また同様に、前作大騒動にあった武将固有能力等についても現在は未実装です。

基本仕様のみでプレイする「シンプルモード」と、スコアアタックを含めた「シンプル+スコアアタック」の二種類のモードがあります。

開始時に選ぶと途中で変更は効かないので注意して下さい。

スコアアタックを有効にして開始すると設定出来ます。

一定期間毎に現在スコアを確認するスコアジャーナル表示機能を有効にするかどうか、有効にする場合は表示間隔を12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月、手動設定(1~48ヶ月)の中から選択することになります。

今回は勢力毎に設定された難易度はありません。

それに代わるものとして、開始時にEasy~Lunaticの4段階からプレイ難易度を選択できるようになりました。

勢力別難易度の目安としては、勢力解説欄の「最終得点補正」の数値が0%~5%あたりであれば簡単、10%~20%あたりが普通、25%~30%あたりが本シナリオでは難しい部類に入るといった具合になります。

規模が小さいのでそれほど大きな影響はありませんが、今作は全域を直接統治することが可能になっています。

内政も出陣もどこでも出来ますが、戦線の無闇な拡大は命取り。

面倒くさい時はいつも通りに内政軍団をお使い下さい。

割と適当に構築した部分もそこらにあったりしますので、

バランスとか色々な意味で未完成状態です。

とりあえず短時間でさっくり遊べるシナリオにはなってると思います。

あ、でもLunaticやPhantasmを弱小勢力でやるといつも通りに死にそうな目に遭うような気も^^;

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  • 最終更新: 2020/08/02 22:19
  • by 蛛賢