連合王国の衰亡

架空の近世世界ボニア大陸を舞台にしたシナリオ。

シナリオ名 連合王国の衰亡
作者 うち魂
ジャンル ファンタジー
現バージョン
最終更新 2008年11月3日
動作環境 SE◎ FE○ 旧×
規模 ボニア大陸
開始年月 276年1月
大名家数 180
城数 291
武将数 1203

北半球に存在する3大陸の内、東の端に位置する「ボニア大陸」

舞台となるのは他の大陸より100年ばかり長く続いた中世が終わりを迎えようとする時代…   大陸で最も巨大な国家は「神聖連合王国」と称した諸侯集合体でした。

しかし、建国より270年余を経て年老いたこの国の行政機構には、汚職・腐敗が蔓延るようになっていました。

269年、国王クラウス3世の崩御より2年、宮廷内の内紛を制した王太后ファウスタが幼王を立てて自ら摂政となります。

彼女は「綱紀粛正」「王権復古」を掲げ、低落した中央権力の強化を目指して奔走します。 しかし、武力を後ろ盾にした強引で中央に偏った施政は、長く中央の混乱のあおりを受けて疲弊した諸候の反感を招きます。

特に中央政府直轄地の地位にあった「西方総督府(ベラヴィア副王国)」には中央平原の諸候よりも多い納税・兵役負担が求められ、急速に不満が募って行きました。

時の西方総督マリウス=エウトラベルスが幾度も中央政府の政策に異を唱える嘆願を行いますが、逆に王太后の怒りを買い、次第に両者は対立して行く事になるのでした。

275年 ついに王太后は西方総督の解任を求めて軍を派遣、西方総督軍がこれを撃退し、隣接する王太后側諸候の領地へと侵攻した事で戦乱の幕が開く事になります。

—   そうして迎えた 太陽暦=連合王国紀元276年

神聖連合王国(ヴェールクセント他)は巨大な体躯を軋ませながらも今だ健在。

西部地方には叛徒となった西方総督(ベラヴィア)と、そのパトロン ヴィレンテ市共和国

また、北には中央の動乱を眺めつつ勢力拡大を狙うアメキルク王国

あるいは、無数に散らばる勢力にも歴史に名を残すチャンスがあるのか…

動乱の年代記を見届けてください  

(付属テキストファイルより転載)

太陽暦=連合王国紀元が正式呼称。

文字通り太陽の運行を元にした暦で、元来2000年程度以前(と推測される)の時代から運用されて来た古代暦と、西方大陸文明から伝来した数種類の暦を比較して補正されたのが現行暦である。

ヴェールクセント王立天文学会が制定し、連合文化圏を中心に使用される。 この時代、北方(アメキルク)でも導入されているが、古代暦も併用されている様である。

「連合王国紀元」とは、神聖連合建国からの紀元と言う意味だが、暦の制定以来改元された事が無い為、事実上は太陽暦と同一年数での表記になる。

神聖連合王国

ボニア大陸南部の平野部に興り、ヴェールクセント王国、サラトニア王国、ラトール王国、トヴァ-ク王国、パレーシエ王国の5王国と、ジェニアニア、ベラヴィアの2副王国を筆頭にラヴァスワンビア、ヴィシコ、スーシ、プルガポルダ、パーデュ、リト・レームと言った無数の諸侯家から成る。

地方権力が強く、いつ分裂するとも分からない危うさをはらみつつも対外遠征による論功行賞、教会による戒律面での締付けに依存して内部の不満を押さえ、270余年に渡って存続した国家。 平和の下で経済が発展、繁栄が絶頂を迎えるが…諸侯の権力欲求が戒律で抑え切れないほどに強まって政治の健全性を急速に失う。

聖教会

神聖連合王国の国教。 元来は12柱の主神と73柱の従神がその信仰対象の多神教。 宗派は細分化しており、過去に宗派間で宗教戦争すら起きた。

その中で最終的に民衆の信仰を最も勝ち得たのは12柱神のうち「慈愛神」を崇める宗派であった。 彼ら(慈母神教)は慈愛神を唯一の神として教えを説き、戦争の惨禍から救いを求める人心を得、大陸の中心的な宗教となった。 各諸侯は即位時に総本山であるアンコーヌ大聖堂で神と連合王国に忠誠を宣誓する。 

代表的宗派「慈母神教(大聖堂主教会)」「北方大教会」「豊穣神派」「山岳修道会」「12柱神派」「復古教義派」「回天主義」など… (※宗派は色々と思い付きで書いただけで設定は考えてません…まぁ、ゲームには関係ない)

西方総督

ベラヴィア副王国を治める君主の事で、ヴェールクセント国王から植民地経営に関する軍事・政治の支配を代行する様に任ぜられている。 支配の及ぶ領域が王国本土に匹敵し、その権限の大きさから「副王」と呼ばれている。 特に定められてはいないが慣習的に世襲制となっている。

本シナリオではマリウス=エウトラベルスが総督位にある。 

北方総督

ジェニアニア副王国を治める君主の事。

本シナリオではグナエウス=マスカールが総督位にある。

ルジェークランマリア候

本シナリオ以前に取り潰された為に登場せず。

ヴェールクセント王国の中央政府

ヴェールクセント国王を頂点として諸侯国を統括する内政府。 諸候の利害が対立して行政が停滞する事も多く、調整に手を焼く事がしばしばあった。 本シナリオの時代にはファウスタ王太后の親政により完全に無力化しているが、それはゲームに関係ない裏設定である。

趣味の大本営

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  • 最終更新: 2020/08/05 22:28
  • by 蛛賢