199X年日本壊滅~滅びの序曲~
小説「日本壊滅」を題材にしたシナリオ。
あらすじ
199X年11月2日一人の英雄が死んだ。
その英雄の名は金日成、かつて大戦においてゲリラとして戦い、そして理想と夢を掲げ北朝鮮を建国した男・・・ その偉大なる死によって北朝鮮は大いに揺れる事となった。
英雄の後継者としていた金正日を良しとしない金文永ら将校達が反乱を起こしたのである。 金文永は社会主義での権力の世襲を許せなかったのだ。
ソビエト連邦の支援の下に軍を動かし、重要施設を電撃的に占拠するのに成功した。だが思わない事態が起こる。 肝心の金日成に逃げられてしまったのだ。
金日成は北部において中国に援助を求めつつ再起を図ろうとした。
金文永は必死になり金日成を捕縛しようとしたが、金日成に忠誠を誓う部隊の果敢な抵抗にあい思うがいかず。また金日成が逃亡した事を知った一部の部隊が裏切り金日成側についてしまう。 戦闘は泥沼化し、事態の収拾はつかなくなっていた。
電撃的かつ秘密裏に終わるはずの内戦は近隣諸国に知れ渡り各国は対応を迫まられた。 当初、日本やアメリカは静観を構えていたが、同じ朝鮮半島の韓国の考えは違っていた。
・・・内戦で疲弊している今こそ好機である・・・
朝鮮統一
長年の悲願であったこの夢を実現させるには、今しかない。
蜂起にそなえ軍を動かす韓国。しかし、単独で攻めるにはさすがに戦力に不安が残るため、韓国の若手将兵達が中心となりアメリカCIAや日本の自衛隊を抱き込み、協力を得ようとした。 その頃、日本では折からの政局の山場を向かえていた。柿沼首相は、反主流派や野党を束ねる杉江の猛攻の前に苦慮し、なんとか対策を打とうと模索している最中であった。
かねてよりの増税に支持率も大幅に低下している今、こんな時分に派兵しようものなら、絶好の攻撃材料にされ政府が転覆しかねない。 派兵するかどうかの新聞記者の問に首相は「日本の問題ではない」と一蹴した。
だが、そんな政府を尻目に自衛隊上級幹部・制服組は密かに行動を起こし始めた。武力を持ちつも、その存在を否定され続けた鬼子。その自分達を認知させるべく、この内戦を密かに利用しようと考えていたのだ。 そんな自衛隊の行動を知らぬ日本政府は、結局、静観の構えを崩さず無視する方針を決めた。
一方、アメリカでは韓国の要請を受け、CIAや大統領補佐官の情報を元に支援の検討を進めていた。
・・・[漸進的構成の理論]・・・
すなわちソビエトや中国の柔らかい下腹部を切り詰め、共産圏を崩壊に導くという考え・・・を持っていたアメリカは、極東の一半島の内戦に、正面きってロシアや中国が参加しないと判断。 この期に極東をアメリカの影響下に収めるべく韓国に支援をすることを約束する。 かくして確約を受け、韓国は軍を38度線に展開、北朝鮮進行作戦「ブラックボックス作戦」を決行する。 だが、アメリカ政府は知らなかった。
ソビエト連邦及び中華人民共和国は打診された協力要請を受け、全面的な支援を行うべく軍の駐留を決定したことを・・・ 果たして韓国は朝鮮を統一する事ができるであろうか。ソビエトや中国と全面的に戦う事になるのであろうか。そして、日本は、自衛隊はどういう行動をとるのであろうか。
混沌とするなかで第二次朝鮮戦争・・・ユギオⅡは始まっていた。
(OPより)
備考
入手先
攻略難易度表(難 S ~ F- 易)
S: A: B: C: D: E: F:
キャプチャ画像
リプレイサイト
関連項目
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