事の発端は、退屈と好奇心が運んできた。
「ねえ、パチェ。戦争って楽しい?」
「………どうしたの?」
珍しく図書室に来たと思えば、と友人の顔を見つめる図書館の主。 そんな彼女に、館の主人は退屈そうに言った。
「ほら、外の人間は戦争を繰り返してるとか何とか、そんな話があったじゃない」
「ああ」
つい先日、そんな話をしたかもしれない、と頷く。それが?と先を促す。
「そんな繰り返すほど楽しいなら、退屈だしやってみようと思って」
「でも、戦争は兵士を使うものですよ?」
お茶の給仕に控えていた咲夜の言葉に少し考える。
「まあ、その辺にたくさん転がってる毛玉でも使えばいいし」
「相手がいないと始まらないわよ」
「そんなの、何処だっていいんだよ。そう、一方的だとつまらないし、冥界にでも」
いい事考えた、とばかりに立ち上がるレミリアに、さっと何処からか日傘を取り出す咲夜。 腰の重いパチュリーも、少し考え、本を閉じた。
「………まあ、実際に見てみたかったし、いいんじゃない?」
とまあ、そういう訳で、そういう事になった。
「という訳で、戦争しに来たわよ、亡霊!」
「た、大変な事になってますよ幽々子様!」
宣戦布告に現れた吸血鬼に、大慌てで主人に注進に走る妖夢にくすりと笑いかける。
「いいじゃない。したいって言うなら、誰にだって喜んで相手になるわよ」
「って、そんな軽く言わないで下さいよ~」
面白がりながら立ち上がる幽々子に、仕方なく付き従う。 勿論、ここ冥界も退屈だったのだ。こうして戦争ごっこは幕を開いた。 当然、暇を持て余す他の住人達も黙っていない。 新しい遊びの気配を敏感に察知し、思惑はどうあれ次々と増える参加者。 気が付けば、幻想郷中を巻き込んで、戦争ごっこは始まってしまった。 やる気があろうとなかろうと、今更止められる訳も無く。
これは、そんな戦争ごっこの一部始終。
(OPより)
(添付テキストファイル転載)
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