西行妖、満開

東方シリーズシナリオ

シナリオ名 西行妖、満開
作者 ぱるー
ジャンル 二次創作(東方)
現バージョン 0.02
最終更新 2005年8月2日
動作環境 SE○ FE◎ 旧×
規模 幻想郷
開始年月 0年 1月
大名家数 9
城数 22
武将数 43

冬の季節は去り、春がやってくる。

いつもなら賑わいの声が絶えぬこの時期であったが、今年は違っていた。

西行寺家の屋敷の庭から見えるのは、一本の桜の大木。

人々の命を吸い、死霊を招く妖怪桜。

それが、遂に満開になろうとしているのだ。

その異変は幽々子にも現れていた。

父が、親しい家人が、友人が、次々と身の周りの者が倒れ、冥界へと至る中、

幽々子は、自らの持っていた能力が変化し、西行妖と同調するかのように

死を求めていることに気付いたのだった。

そして、彼女は一つの決断をする。

当主となった幽々子が発した命で、ここ近隣に住む人間は既に遠くの里へと退避していた。

いま西行寺邸に居るのは、幽々子本人と、先代より側に仕える妖忌、

そして命に背いてまで残った僅かな家人だけであった。

皆の集まる前で、幽々子は西行妖の封印計画を打ち明る。

用いるのは、友である大妖怪の手による封印結界。

要とするのは自らの亡骸。

言葉のない彼等に、幽々子は笑顔で結ぶ。

「──始めましょう。この忌まわしい呪いを断ち切るために」

(OPより)

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  • 西行妖_満開.txt
  • 最終更新: 2020/08/05 22:20
  • by 蛛賢