目次
サンプルシナリオ改造方針・議論まとめ
立ち上げ当初の説明文
歴史戦略シミュレーションゲーム「戦国史」をご存知だろうか?
付属するサンプルシナリオはフリー(無料で遊び放題)にも関わらず、数ある戦国ゲームの中でも傑作と呼んでも過言ではない。
しかし、その大規模かつ緻密さを兼ね備えたシナリオ故に、一部史実と食い違う点や、作業未着手の項目が残されていた。
そこで、戦国史の「ゲームであると同時にゲーム作成ツール」という特徴を最大限に活かして、 より洗練された戦国時代最高のゲームシナリオにするべく、この「サンプルシナリオ改造プロジェクト」を立ち上げたのだった!
立ち上げ当初の基本方針
史実・情報完遂
サンプルシナリオといえどもその規模は日本全国。膨大な大名家・武将・城の情報を有しているのも特徴です。
より完成度を上げるために誤りや未設定部分をなくしていく、改善していく、追記していくことのが第一の方針です。
ゲーム性向上
戦国史で最も愛されているシナリオの一つであるサンプルシナリオ。
それは全国大小の武家を網羅した歴史志向と、単なる作業ゲームにならない適度な規模の舞台、そして両者の絶妙なバランスの取られた作品であるからと考えられます。
この改善作業の指針として、過度の変更ゆえに、この均衡を崩してはなりません。
その一方で、ゲーム性を高め、面白くするためのデータ、イベント、及び設定の追加・変更は奨励しています。
長く愛されるシナリオに
間違いなくサンプルシナリオは戦国史の看板シナリオです。
それがとてもつまらないものであったり、とっつきにくいだけの代物であるならば、このプロジェクトは無意味です。
現行のサンプルシナリオのように長命で、誰からでも愛される、語り継がれるようであれば本望です。
また、今現在進行中のシナリオ改良作業、戦国史本体の更新からも、その可能性は十二分に秘めています。
プロジェクトから生まれたシナリオが「世界一の日本戦国時代のゲーム」となることを最終命題と致します。
進め方
有志やasaka氏により大方以下の手順で進めていくことを決めた。
前提条件
- 開始年月は「1550年4月」
- 城数は「684」前後(極力増やさず現状維持)
- 条件イベントは大きく流れを強制的に変化させるものは実装しない
議論要否
議論を要しない作業については個別で進め、要する作業は議論の上で反映する。
議論を要しない作業(例)
- 開始年月時点での史実との差異修正(例:開始年月以前に死没している武将の削除)
- 武将の生没年や所属の修正
- 武将が不足している大名家への武将追加
- 改名イベント(年代や条件などは客観的に決められるため)
- 武将、城、大名家の解説文(定型に合わせて作成し、史実のみを記載する)
議論を要する作業(例)
- 武将や城のパラメータ
- 勢力バランス
- 初期同盟関係
- 条件イベント
優先順位
上位のものを変更すると下位のものに影響が波及するため、可能な限り上位なものから手を付ける。
途中で下位のものに影響が出る変更(ID名の変更等)を実施した場合は、根こそぎ変換する。
- マップ
- 地域・国
- 季節イベント
- 大名
- 城
- 武将
- 外交
- 鉄砲
- 交易
- 条件イベント
地域分担
大名家、城、武将については、有志別に明るい地域があると思われるため、分担することも検討した。
戦国史作者asaka氏の言及
転載のため一部編集しています。
改造の進め方(2006/6/23)
各自バラバラに改造を行っても収拾がつかない可能性がありますので、進め方についていくつか提案させていただきます。
まずシナリオ開始年ですが、もしこれを変えるとなると初期大名配置の見直しや、武将生没年に合わせて登場武将の見直しなどの作業が多くなると思いますので、1550年スタートのまま変更しないことにしたほうがよいと考えます。
改造の進め方ですが、まず最初のステップとして、各自の主観が入りにくい要素を直していくのがいいかと思います。
具体的には、武将の生没年や所属が不正確なものの修正、武将が不足気味の大名家への武将追加などです。
改名イベントなども年代や条件などは客観的に決められそうですので、この段階で組み込んでも良いかと思います。
この作業も各自がバラバラに行うとまとまりませんから、この掲示板で改善点を一通り挙げてから、誰かが代表して(または作業分担して)シナリオを修正するというのはどうでしょう。この作業が終わった段階でサンプルシナリオ改ver1.0として、以降の改造のベースとします。
次のステップとしては、武将や城のパラメータ、勢力バランス、初期同盟関係など、史実とゲーム性のバランスをとらないといけない部分の改造になるかと思いますが、この段階になると各自の主観が入り込んできますので、共同作業はなかなか難しいような気がします。
ある程度意見調整してから、各自修正したものを投稿してもらっていいものを選ぶということになるでしょうか。もし進め方で何かいいアイデアがあれば提案してください。
条件イベントについては、あまり史実重視にしすぎても展開の意外性がなくなって飽きやすくなる可能性があります。
(もともと条件イベントを導入するつもりがなかったのも、そのほうがプレイする度に展開に意外性があって飽きが来ないと考えていたからです)
従って、イベントで大げさにゲーム展開を修正するというよりは、ちょっとしたスパイスになる程度のほうが長く楽しめるシナリオになると考えます。
天候イベント(2006/6/24)
天候イベントについては、現状では種類が少ないので、もう少し多彩にしたいところですね。
シナリオ製作参加者の表記(2006/6/25)
参加するのに名乗りを上げるようにすると逆に参加しづらくなるような気もします。
Wikiにページを作って、誰でも改変に参加できるようにし、改変者は名前(HN)と改変内容を履歴に記録していくような形にしていきましょうか。
(改変内容がサンプルシナリオとして適切ではないと思われる場合は、内容を取り消させてもらうこともあるかもしれませんが)
最終的にサンプルシナリオの差し替えが決まったときは、改変者の名前はシナリオ製作参加者として表記させていただきます。
シナリオ全体の城数(2008/4/5)
まず、この改造プロジェクトの開始時にも思っていたことですが、改造を進めるにあたって、サンプルシナリオのあきらかな設定ミス(武将の生没年や城の位置など)の修正は問題ないとしても、大名・城・武将の取捨選択やパラメータ設定などは、各自の主観が入ってくるため、意見がまとまらないのでは?と懸念していました。
今回、城の追加で紛糾していますが、史実に登場する全ての城を設定するわけには行きませんので、全体のバランス、地域や城への思い入れ、ゲーム性の嗜好などによって意見が分かれるのは、ある意味当然のことかと思います。各自の意見は、どれが正しくてどれが間違っているという種類のものではありません。
参加者の議論によって妥協点が見つかればベストですが、どうしても妥協点が見つからない場合、投票による採決もやむをえないでしょう。
採用されなかった意見でも、各自が特にこだわりたい内容については、一旦サンプル改造が完了した時点で、それをベースにした派生シナリオとして作成を続けてもいいかと思います。
せっかくここまで皆さんが進めてこられたプロジェクトです。ここで頓挫してしまってはもったいない話ですので、気持ちよく進められるように、参加者の皆さんが努力を払っていただけることを期待します。
シナリオ全体の城数(2008/4/5)
城の追加によりゲーム性が向上するか否かに関しては、シナリオをプレイして評価する時間が取れませんので判断はつきません。
ただ、本体に同梱するサンプルシナリオになるということは、初心者の多くが最初にプレイする可能性が高いと考えます。
初心者にとっては、城数が多いシナリオよりは、少ないシナリオのほうが取っ付き易いという面はあるかと思います。
したがって、城数については極力増やさず現状維持が希望です。(2020/5/19現在 684城程度)
また、プロジェクトに参加していない戦国史ユーザ(特にFEユーザ)の中には、はやくサンプルシナリオ改をプレイしたいと思っている方も少なくないかと思いますので、これから大きな改造を加えるよりは早めのリリースを目指したほうがいいのではと考えます。