幻想郷史

同人ゲームである東方シリーズ(著作者　上海アリス幻樂団)の世界観、キャラクターを元にした二次創作シナリオ。

拠点やオープニングにてキャラクター絵を見ることができる。

ここは幻想郷。

ここには三人のお嬢様がいます。

『紅魔館』の吸血鬼、レミリア・スカーレット。

『白玉楼』の亡霊、西行寺幽々子。

『永遠亭』の不死者、蓬莱山輝夜。

この三人、幻想郷を三分するほどの勢力を持っています。

ですが特に幻想郷征服を企むような悪いこともせず、平和な時が延々と続いていました。

ところが、『西行寺幽々子オヤツ紛失事件』をきっかけに三者の関係は激変します。

「死になさい。私のオヤツを奪ったことをあの世で後悔することね！」

オヤツを奪うものには、死あるのみ。幽々子はレミリア討伐を配下全員に命じました。

「まったくオヤツ程度で大げさな……いいわ、返り討ちにしてあげる」

テーブルに置いてあったオヤツを食べただけで争いを仕掛けられたレミリアは激怒、

白玉楼に対して宣戦布告します。

「これはチャンスね……姫、いまこそ幻想郷を我が物にする時です！」

当然ながら永遠亭の頭脳、八意永琳も黙ってはいませんでした。

紅魔館と白玉楼、この両者が争っている間に幻想郷を征服しようと企んでいたのです。

永琳にそそのかされた輝夜は手下のイナバ達を炊きつけ、上の二人に戦いを挑みます。

彼女達の争いは峻烈を極め、関係の無い霊夢たちをも戦いに巻き込んでいきました。

そんな中、スキマから光る妖しい目が……

「ふふふ、これは面白そうね。誰が幻想郷の主なのかということを思い知らせましょう。

　藍、橙、行くわよ！」

彼女の名前は八雲紫。幽々子のオヤツをレミリアに食べさせるように仕向けた張本人。

今ここに史上最大の弾幕ごっこが繰り広げられようとしています。

幻想郷を丸く治めるのは、果たして誰なのでしょうか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(OPより抜粋)

　通常版とすべての経路が不可視のLunatic版がある(経路以外は同じ)

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あらすじ